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「研究者のための現代新書新人賞」の選考について

GW前までに発表します!

このたびは講談社現代新書新人賞にご応募いただき、まことにありがとうございました。

初めての試みということもあり、10本ぐらい集まれば賞としては上出来と思っていたところ、最終的に74名もの研究者の皆様から76タイトルをご応募いただき、反響の大きさに驚いております。

さっそく応募作品を読み始めましたが、皆様お一人お一人が情熱を傾けて取り組んでおられる研究テーマだけあって、いずれもが興味深く、また、文章もとてもわかりやすいものが多く、正直に申し上げて甲乙つけがたい印象を受けております。あらためまして感謝を申し上げるとともに、主催した側の責任の大きさを感じております。

それぞれのテーマを長年にわたって研究している皆様の御原稿を、そのテーマに関する知識をほとんどもちあわせていない我々編集者が選考させていただく――そもそも、この構図は著者と編集者における、半ば宿命的なものなのですが――賞である以上は、選に漏れる作品が必ず出てまいります。

ただし、それは「現代新書」という一般書のフィルターを通してみた場合の選考であり、決して皆様の研究内容や成果を否定しているわけではない、という点だけは、事前に強調しておくべきかと思いました。そのぐらい、皆様の作品には学術の結晶が詰まっているように感じました。

ご恵送いただいた御原稿は現在、複数の編集部員が少しずつ読み進めておりますが、文量が予測していたよりも大幅に増えたため、予定よりも時間がかかりそうです。そのため簡単ではありますが、下記に今後のスケジュールと選考の基準について申し添えておきたいと思います。

●3月中に、編集人を含む数名の部員とスタッフがすべての原稿に目を通し、3月末~4月頭に一次選考を行う予定です。選考基準は、①テーマが「現代新書」というシリーズに向いているか、より多くの読者を獲得しそうなテーマであるか ②文章が専門的でなく一般的で読みやすいもの、理解の容易なものであるか の2点を重視します。一次選考の段階で候補作を10~15本程度に絞りたいと考えています。

●4月の中旬に、全編集部員でもう一度論議を行い、4月GW前までに最終結果を発表したいと考えております。最終選考が終わり次第、ご応募いただいた皆様には簡単な感想を付記したメールを差し上げる予定です。

まずは全力で拝読させていただきます。いま暫くの猶予をいただければ幸甚です。

                      講談社現代新書編集人 青木肇

編集部一同