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日本株のパニック相場、いまプロが仕込んで儲ける「仙人銘柄」全実名

乱高下相場だからこそ大切なことがある
大川 智宏 プロフィール

いわゆるバリュートラップ

2月20日以降で高パフォーマンスであった銘柄群は、下落前時点でPER、PBRがTOPIXよりも2割ほど高く、配当利回りは4割近く低いという結果である。

これは、単純に「割高な銘柄であった」ということだ。

〔photo〕gettyimages

つまり、ただでさえ割高であった銘柄が、今回の下落相場で売られずにさらに相対的に割高化していることになる。何やら理解に苦しむところではあるが、これは近年ではほぼお決まりの減少であり、PERやPBRの低い割安な銘柄は、分母のEPSやBPSが高いわけではなく、何らかの理由(リスク)が嫌気されて株価側が売られて割安化していることがほとんどである。

予想されている利益や純資産の信頼性が乏しいことによる割安化であり、いわゆるバリュートラップというものだ。パニック相場においてこのようなリスクをはらむ銘柄よりも、今まで何らかのポジティブな要因で堅調に買われてきた銘柄に資金がさらに集中するのは不思議なことではない。

ただし、株式投資の理論的にはあえて割高株を買う道理はないため、これはあくまで結果論としてとらえるべきだ。

 

続いて、クオリティ(財務・収益性)だ。

図:パニック相場パフォーマンス上位銘柄とTOPIXのクオリティ比較

拡大画像表示出所:Datastream

自己資本比率がわずかにプラス、それ以外はやや強いマイナスの傾向が見られる。全体感としては、「傾向がよく分からない」と表現するしかない。