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コロナで判明、日本人が「満員電車通勤」をやめることの巨大効果

在宅勤務で生産性が2~3割は上がる
中原 圭介 プロフィール

1日90分以上の時間が節約できる

これまで毎日の通勤に当てていた時間を遠慮なく仕事に振り向けることができれば、どれだけの成果が得られるか、みなさんも想像ができるでしょう。

〔photo〕gettyimages

たとえば、1日で1時間の通勤時間が節約できれば、1年間で240時間、すなわち、30日働く分の時間が節約できます(年間240日勤務の場合)。東京圏に勤める人々は平均して1日90分以上の時間が節約できることになるのです。

そのうえ、通勤による疲弊がなくなれば仕事への集中力がいっそう高まり、長労働時間を減らす効果が見込まれます。

その結果、日本の出生率が上がる効果も期待できます。

フランスやスウェーデンなどの事例を見れば、労働時間を短くするように改めれば出生率が上がるということは実証されていますし、厚生労働省の2014年の調査によれば、夫の家事・育児時間が長いほど、第2子以降の出生割合が増えているという実態が明らかにされています。

 

テレワークの普及は、育児や子育てで離職せざるをえなかった女性が再び働く機会を与えます。

夫婦で働くことで経済的に安定するのに加えて、女性が自由な働き方を選択できるのであれば、第2子や第3子を欲しいと思う強い動機付けになると考えられます。