# 生産性

コロナで判明、日本人が「満員電車通勤」をやめることの巨大効果

在宅勤務で生産性が2~3割は上がる
中原 圭介 プロフィール

在宅勤務で「生産性が2~3割」は上がるワケ

総務省の2016年度の調査によれば、テレワークを導入する企業の生産性は、導入していない企業の1.6倍にもなるという結果が出たといいます。実際に、テレワークを導入した企業の9割が効果を実感することができたと回答しています。

〔photo〕iStock

2016年の段階では調査対象となるサンプル数が少ないことから、生産性における効果をそのまま鵜呑みにするのは控えたいところですが、それでも感覚的には生産性が少なくとも2割~3割は容易に上がるということはわかります。

なぜかというと、大都市圏では毎日の通勤が「痛勤」と表現されるほど肉体的および時間的な負担が大きいので、その負担をなくせるだけでも効果が大きいはずだからです。

総務省の2016年の統計によれば、神奈川県の通勤時間が1時間45分ともっとも長く、次いで千葉県が1時間42分、埼玉県が1時間36分、東京都が1時間34分となっており、全国平均の1時間19分と比べると、東京圏ではとくに通勤時間が長くなっています。

 

全国にしても都道府県別にしてもあくまで平均の時間ですから、東京圏にかぎらず大都市圏に通勤している人であれば通勤に2時間かけているというのも決して珍しくはないでしょう。

在宅勤務が一般的な働き方となった場合、そういった通勤時間がなくなる分、会社勤務より早い午前8時から仕事を始め、夕方の4時~6時には終わらせることができるようになります。

なおかつ、満員電車に揺られる通勤で体力を消耗することもなく、最初から仕事に集中できるというメリットもあります。当然のことながら、仕事における生産性を高めながら、残業となるべき時間も減らすことができるわけです。