衝撃!スクールカウンセラーの反応

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そんな娘とは対照的だったのが次男です。小学校の終わり頃から、外で家族について話しにくいことに戸惑っていました。口達者な長男や、あけっぴろげな娘と違い、次男は口下手で繊細な性格。「地元の中学に行きたくない」と言い出したので、娘とは違う少し遠くの中学に入学することにしました。

その中学では、次男はかたくなに家族について話していませんでした。これまで学校行事には、家族揃って行っていましたが、次男は家族にあまり来てほしくなさそうな様子。麻ちゃんはあまり気にもせず「じゃあ私と娘はやめておくよ!」と言うので、私だけが行くような形になりました。正直「それもちょっと寂しいな」とは思いましたが、思春期の微妙な時期なので次男の意向を汲むことにしました。

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次男の反抗期がピークの頃、成績がガッタガタになって、スクールカウンセラーの先生に相談をすることがありました。するとその先生から「お父様はどう言っておられるのですか?」なんて聞かれるわけです。「父親とは離婚していまして」と答えたものの、「それでは、お母さんおひとりで大変ですね!」と言われ、実際はひとりではないので「まぁ、ねぇ……」と、どうにも歯切れが悪くなります。

カウンセリングなので、できるだけ率直に相談したいのですが、詳しく話せば話すほど、辻褄が合わない場面が増えてしまう。カウンセリングの回数を重ねるごとに、こちらの心理的な負担になったのと、娘の担任へのカミングアウトがうまくいった経験もあって、思い切ってカミングアウトをしてみたのです。スクールカウンセラーって立場なんだし、その辺は大丈夫だろう、と踏んだところもありました。

「えーとですね、先生。これまで私がひとり親だと思っていらっしゃるかと思いますが、わが家にはもうひとり親がいまして」と切り出すと「あ、そうなんですね。彼氏さんですか?」との答え。

「いえ、彼氏ではなく彼女なんです」。そう言った時のカウンセラーの先生の反応は、まさに「鳩が豆鉄砲を食った」という言葉どおりのものでした。

「え、彼女?」
「はい、彼女です」
「ん、お母さんが彼女?」
「いえいえ、私のパートナーが同性の人なんです」

もともと丸い先生の目が、これ以上ないというくらいまん丸になりました。

えええええええ! ええ?

数秒遅れてのけぞった先生は、それから2分おきに5回くらい、「えええええっ、もう一度いいですかあ!」と予想を裏切る、ものすごいオーバーリアクション。スクールカウンセラーだから驚かないだろうという私の予想は見事に裏切られました。

「いやいや、学校には絶対LGBTの子、いると思いますよー。そんなに驚かなくても」と釘を刺してみたのですが、「いや、生徒にいることは理解していますが、親御さんにいるというのは想定してなくて! いやぁ、驚きました!」って、

生徒にいるなら、大人にもいるし、親にもいるでしょうよ。
先生、ダイバーシティです、ダイバーシティ!