“2人母親”の場合の、親の呼び方

そんな娘も高校生になり、ママ友やら子どもの友だち関係やらに親が出ていく場面もめっきり減りました。緊張を強いられる子どもの学校から離れることは、ホッとする反面、子どもに関する情報が減ってちょっぴり寂しくもあったので、娘の文化祭に行くことにしました。

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娘から話に聞く友だちの顔も、イメージどおりの子もいれば、「全然違う!」という子もいて、まるでネットの初オフ会のような気分。そして、ちょっとドキドキしたのが「私は、娘の友だちにどう紹介されるんだろう」ということ。紹介するのが麻ちゃんなら“ママ”でいいですが、私は彼女を産んでいませんし……。

少しややこしいので、わが家での親の呼び方を説明しておきますと……、長男と次男は、私を「お母さん」と呼び、娘は麻ちゃんを「ママ」と呼びます。そして継親を呼ぶ時は、名前にちゃん付け。ですから、長男と次男は麻ちゃんを「麻ちゃん」と呼び、娘は私を「春ちゃん」と呼びます。近ごろのママふたりの家庭では、それぞれ「Aママ」と「Bママ」という風に呼び分けている家もあるとか。これって懐かしの海外ドラマ『Lの世界』みたいで憧れます。

話は文化祭に戻ります。娘の展示物を見ようと教室に入ると、すぐさま友だちと一緒の娘とバッタリ! 「ハッ、なんと言うんだろう?」と身構えると、娘はなんのためらいもなく「あ、お母さんです!」と、元気よく紹介してくれました。

ただ、友だちには両親が同性カップルであることをカミングアウトしていないはずなので、「ここに麻ちゃんが現れたら“こっちもお母さんです!”と紹介するのかなぁ?」とか、「どっちもお母さんって言ったら、世間的にはむしろ前妻と後妻に間違われないかなぁ?」とか、余計な妄想が止まりません。

まあ娘のことなので、「うち、お母さん2人なんだよねぇ~」と、さらりと話してしまいそう。娘の友だちのことだし、「説明は娘にまかせよう!」と、思いました。