# ケンタッキー

ケンタッキー、驚異のV字回復を生んだ「500円ランチ」の奇跡

“ハレの日”イメージを捨てて大成功
永田 雅乙 プロフィール

度重なる変革期を迎えて

1970年にケンタッキーが日本初上陸を果たすと、1973年には100号店に到達。その後も着実に店舗数を伸ばしていき、1985年に500号店、途中、1990年には東京証券取引所第2部上場を経て、1992年には記念すべき1000号店を達成する。

この創業から1992年までの22年間における出店、成長は目を見張るものがあった。そしてバブル期の終焉と共に、同社にとって創業第2期に移行していく。

もし、創業第1期を「店舗拡大・成長期」とするならば、創業第2期は量よりも質を求めた「人材・商品充実化期」と位置づけることができるだろう。

今回は簡単にだけ触れるが、「R&D・研修施設カーネルセンターの開設」や「KFC調理・接客コンテスト開催」「国産ハーブ鶏導入」「サービス向上プログラムCHANPS導入」などなど、商品力向上や接客等人材育成に多分に力を注いでいる。

 

そして2000年代に入ると、次なる展開として定期的な「新商品投入」が始まる。これまでは日本上陸創業時の形を守り、メニュー自体は変わってこなかったが、時代の流れも含み「飽き」に対する対応、新商品投入によるメディア露出を2000年代は強く意識した施策となっている。

そして筆者は、2014年~現在までの創業第3期と呼ぶことにするが、この期間のケンタッキーの取り組みが、今回のV字回復までの動きにつながることになる。