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ケンタッキー、驚異のV字回復を生んだ「500円ランチ」の奇跡

“ハレの日”イメージを捨てて大成功

創業から今年で50周年

2月の中旬、日本KFCホールディングス株式会社(以後、ケンタッキーと記する)から2020年3月期決算の予測修正が発表された。

従来予測は売上高744億円、営業利益15億円であったが、修正内容は売上高800億円(7.5%増)、営業利益については予測の約3倍である46億円という内容。ここ最近、コロナの影響も相まって、「不振」のニュースが多かった外食産業において、驚きと明るいニュースとなった。

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ケンタッキーが日本に上陸したのは1970年。今からちょうど50年前の3月、大阪万博においてKFCインターナショナル実験店舗が出店された。同年7月に三菱商事社と合弁で日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社が設立され、11月には名古屋に第1号店が出店している。

読者の皆様にも多いと思うが、“V字回復”と聞くと「ケンタッキーって業績不振だったの?」と感じられる人もいるのではないだろうか。外食産業専門のコンサルタントである筆者ですら「業績不振」という理解ではなく、「伸び悩み」くらいの捉え方をしていた。

 

その「伸び悩み」を感じ出したのは2014年頃から。そして復調の兆しは2018年下期から、そして今回の自信に満ちた50周年決算の話題に繋がる

我々コンサルタントが要因・原因を探るとき、一度歴史を振り返り、俯瞰してみる。今回は一つのポイントとして「店舗数推移」に絞り、ケンタッキーの50年を見てみたい。