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誤情報だらけ!新型コロナ「マヌカハニーも納豆も『効く根拠』はない」

消費者庁も異例の注意喚起を始めた…!
松永 和紀 プロフィール

ビタミン類も「根拠希薄」。しかも…

ビタミン類のメガドース(大量摂取)も関心を集めていますが、根拠は希薄。

医薬基盤・健康・栄養研究所も2月26日、『「新型コロナウイルスにビタミンDが効く」等の情報に注意』という文書を公表しました。インフルエンザウイルス予防に関しては十分な情報がなく、新型コロナウイルスに対する予防効果を研究した論文はないことを詳しく説明しています。

ビタミン類で怖いのは、過剰摂取のリスク。新型コロナ予防に向けて「念のため」に多く摂る、というのは勧められません。ビタミンCは水溶性なので過剰な量は尿として排出されてしまいますが、健康被害も報告されています。

ビタミンDは過剰にとると、骨のカルシウム分が血中に移り腎臓や筋肉等に沈着したり、嘔吐、食欲不振なども起こるとされています。ビタミンAは、関節や骨の痛み、骨密度の減少と骨折、催奇形性、皮膚乾燥などさまざまな症状があります。長期の大量摂取で発がんリスク上昇が確認されたビタミンもあります。

一般的な食生活であればビタミン類の過剰摂取にはなりにくいのですが、サプリメントは摂取量が多くなりがち。それに、ビタミンAはレバー製品の食べ過ぎに注意が必要です。

 

アメリカでは、連邦取引委員会が動く

こうした食品による予防効果への期待は、海外でも同様に高まっています。トイレットペーパーの買い占めと同じように、食品においても根拠のない情報が一瞬にして伝わり、消費につながっています。
 
科学者らの懸念は大きく、世界保健機関(WHO)は「myth Busters」(神話退治)というウェブページをかなり早期に作り、その中で「にんにくは感染予防には効かない」と説明しました。

WHOのmyth bustersで示されているにんにくに関する神話のイラスト。
イラストをダウンロードしてシェアするように推奨されている。
拡大画像表示

アメリカでは9日、連邦取引委員会(FTC)が食品医薬品局(FDA)と共に、新型コロナ予防や対策をうたう7社に警告書を送りました。銀を含む飲料やお茶、エッセンシャルオイルなどを売っていました。

FTCとFDAは、広報文でほかの企業に対しても「もし、新型コロナウイルスにかんするclaim(表示や広告宣伝等)を計画しているのなら、ストップしろ」と明記しています。企業名を明らかにしており、日本の消費者庁よりも強い姿勢です。

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