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# 新型コロナウイルス

本当に「マスク1日1枚」で足りるのか…?感染症病院のリアルな惨状

使用済みマスク再利用も

マスクは「1日1枚」制限へ

東京・錦糸町駅南口の繁華街にほど近い、東京都立墨東病院。東京都では4ヵ所しかない「第1種感染症指定医療機関」であり、ダイヤモンド・プリンセス号の感染者や武漢からのチャーター便帰国者を受け入れるなど、コロナウイルス対策の最前線として位置づけられている。

765床のベッド数を持ち、東京東部の中核病院として今夏開催予定のオリンピック・パラリンピックにも協力する。だが、深刻なマスク不足は医療機関をも直撃。墨東病院の内部事情をよく知る都内在住の医師が語る。

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墨東病院で働く医師から『マスクが1日1枚に制限されちゃって、困っている』と聞きました。感染症を予防する上で、1日1枚ではどう考えても足りません

医療現場では院内感染を防ぐため、「スタンダード・プリコーション(標準予防策)」と呼ばれる米国発祥の国際的なルールがある。それによれば、マスクは1度外したら新しいものに交換するのが原則だという。

 

医師によると、2月28日に病院内のナースステーションにマスクの使用枚数を制限する掲示物が張られ、「サージカルマスクは1人/1枚」と指示された。とりわけ、「1人/1枚」の部分は大型フォントで強調されている。

掲示には「院内のサージカルマスクが枯渇しており、在庫量は1ヵ月(一人当たり1枚計算)程度です」と書かれ、マスクを外したらビニール袋に入れて保管し、再度使うようにと写真付きで説明されている。