カープファンに朗報 今年の広島、丸の抜けた穴はもう埋まっている?

西山秀二の「ザ・捕手目線」
西山 秀二 プロフィール

伸びる選手は2年目に体つきが変わる!

――去年のルーキー、小園はポテンシャルの高さを見せましたよね。

西山:小園はいい選手だと思います。今年気づいたのは、体つきが違ってるんですよ。

僕は、これまでいろんな選手見てきましたけど、いい選手って、ルーキーイヤー終わってから次の春までのオフの間に体つきが変わるんですよ。

高校時代から身体能力には定評があった小園だが、1年間プロの洗礼を受け、ひと回り大きくなったようだ

巨人の坂本勇人もそうでした。1年プロでやって2年目のキャンプにきたときに体つきが全然違ったんです。「いい選手っていうのは短期間でこれだけ進化するんだ」ってすごく驚いたのを覚えてます。

 

だから、僕はルーキーイヤー終わって次の年っていうのは体つきを見るんですよ。いい選手っていうのは全体的にいい感じに大きくなっています。

数値で見たらわからないかもしれません。ベンチプレスが80キロだったのが100キロになったかどうかっていうのはわからないですけど、体つきがガラッと変わってますよ。

堂林(翔太)は、3年目でホームラン二桁(14本)打ってかなり活躍しましたよね。すごく期待されて背番号7番もらって、次の年は中心選手になるかなと思ったらまったくだめだった。

その年のオフあけてキャンプに来たときの最初に体つきを見たときに、「あれ? この選手全然体ができてないな」と思ったんですよ。「去年あれだけ活躍して今年いよいよっていう選手が、なんでオフあけてこの体してるんかなあ」って。そうしたらやっぱり全然だめでしたね。

そのとき、プロ野球選手の成長というのは、顕著に体に出るなって、改めて思いましたね。

――小園の一年先輩で、去年ブレイクしたヤクルトの村上(宗隆)も1年経って違いましたか?

西山:やっぱり体つきが違いましたね。そこが新人を見るうえで一番大きいです。

ピッチャーでもそれは言えると思うんですよ。ただ、ピッチャーはそんなガッとした体になっちゃだめだと思うんですけど、スラッとしたなかでも力強さがあるんですよね。なんか違うんですよ。ひ弱なスラッとしたのと、力強いスラッとしたのと。

だから、日本ハムの吉田輝星あたりが今年どういう体つきになっているのかなと。まだ生で見れてないからわからないんですけど。すごい期待はしてます。

今回、佐々木朗希がロッテに入りましたけど、すでにすごい球を投げるすごいピッチャーですけど、あの体つきで1年持つのかなってやっぱり思うじゃないですか。1年間どういう形で使っていくのかはわからないですけど、シーズン終わって今年の秋から来年の春ですよね。そのあいだにどういう体つきになるのか、それは僕もすごく期待しています。

1年後、佐々木の体はどれほど力強さを増しているだろうか

やっぱり大谷翔平なんか全然違ったでしょう。2年目くらいから、もう10年くらいやってるような体になってたじゃないですか。そこだと思うんですよね。

――ということはルーキーはルーキーの年っていうことではなくて、1年たって2年目になったときの体つきを見れば大体わかるということですか?

西山:この子はゆくゆく一流の選手になるんだろうなと思いますよね。その体つきを見たらね。

――そういう意味では小園は期待できる?

西山:彼は間違いなくすごい選手になると思います。