吉田輝星、山川穂高… 金村義明も驚愕した昨今の「金の卵」発掘事情

動画「炎のベースボール解説」第7回
金村 義明 プロフィール

西武とSBのスカウトは他球団とは違う!

――昨今、金の卵はどこから出てくるかわかりませんね。

金村:わからないからスカウティングが一番大事なんですよ。

「甲子園出てないほうを選ぶ」、それは昔から西武の根本陸夫さんがやられてましたよね。

 

そういう無名の選手を発掘してくるというやり方が徹底してました。よそに目をつけられそうになったら、もう寮に入れて、秘密兵器として育てるとかね。その辺が根本イズムでしょう。だから西武は、松井稼頭央(現西武二軍監督)が抜けたらどうしようとか言ってても、すぐ中島宏之(現巨人)みたいなポテンシャルの高い選手が出てきた。「おまえどこおったんや!」みたいな選手がすぐ出てくるんですよ。

野球では無名の兵庫県の公立高校出身の中島は、侍ジャパンにまで上り詰めた

甲子園のときでも、根本さんが関わった西武とソフトバンクのスカウトだけは銀傘のはしっこにいて情報もれないようにしていて、喫茶店も球場からちょっと離れたところに行くというようなね。そういう「根本イズム」というのが西武とソフトバンクには今でも浸透してします。弱いチームほど後ろでルーキーみたいなスカウトが席取りしてごちゃごちゃしてますよ。

――山川の話が出ましたが彼のバットスイングっていうのはどういう特徴があるんですか?

金村:やっぱり振り切る能力、長打力っていうのは天性のものですからね。

速い球を投げるというのは天性のもので、努力したってみんな160キロ投げれるようになれるわけじゃない。同じように、遠くへ飛ばすっていうのも天性のもので、努力したからって身につくわけじゃない。そのへんは持って生まれた能力とかね、そういうのが関係してくるでしょうね。

おかわりくん(中村剛也/西武)みたいな体してたら、普通あんなにホームランを打てるとは思わないですよね。でも、スイングは柔らかいですし、コマのように回転しますからね、振り切って。天性のホームランバッターですよ。山川は、おかわりくんとはまた違うタイプのホームランバッターです。リストで強引にもっていくようなね。

――今、期待する若い才能は?

金村:小園はもうずっと期待してますよ。

そして、あのホームランバッターの名前も……。あとは、ぜひ動画でお楽しみください。

(※本稿は動画を記事としてまとめたものです)