例年なら、終業式や卒業式を終え、子どももたちにとっては開放感いっぱいの春休み。しかし、今年は新型コロナウイルスによる休校が相次ぎ、子どもたちだけで留守番する家庭が増えている。そうなると心配なのが、子どもを狙った犯罪だ。

昨年11月にSNSで大阪在住の少女を呼び出され、栃木で見つかるという誘拐事件があった。近年では、こういったネットを使った誘拐、身近な大人による性犯罪など、子どもたちが被害者になる事件が後を絶たない。厄介なのは、「卑劣な犯罪者はどんなときも、機会をうかがっている」ということだ。子どもが一人で買い物に出かける、学童に通う、公園に出向くという機会が増え、大人たちがウイルス対策に気を取られている隙を狙って、彼らが犯罪行為に及ぶ可能性もある。

ケンブリッジ大学で犯罪学を学び、全国の学校で防犯アドバイスを行う立正大学の小宮信夫教授は、「子どもを狙う犯罪から身を守るには、不審者に注目するよりもむしろ〝景色を読み解く力〟が重要だ」と説く。あらかじめ親子でおさえておくべき、危険を予測し回避するための防犯のポイントを解説してもらった。

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