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楽天の作戦勝ち? 公取委「送料無料の停止命令」取り下げの深層

三木谷氏はいま何を考えているのか

楽天「送料無料化」撤回の裏側

楽天と公正取引委員会の「休戦」は、痛み分けなのか楽天の作戦勝ちなのか――。

公取委は、10日、「楽天が3月18日から予定している送料無料プランを実施させないように」と、東京地裁に申し立てていた緊急停止命令の要請を取り下げた。

「3980円以上の買い物については一律送料無料にする」という方針に反対する店舗が、「楽天ユニオン」を立ち上げ、公取委に調査を求め、これを受けて公取委は立ち入り検査を実施。2月末には独禁法違反(優越的地位の乱用)の疑いがあるとして、緊急停止命令を申し立てた。

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それでも楽天は方針を変えなかったが、3月6日、「全店舗での18日からの一律導入を見送り、導入可能な一部店舗だけで始める」と発表。それを受けての公取委の緊急停止命令取り下げだった。

皮肉なことに、公取委が「取り下げ」で午後5時から記者会見を開く6時間前の午前11時から、楽天ユニオンは「楽天の送料込みラインは事実上、撤回なのか」という記者会見を開き、撤回の“カラクリ”を説明した。