楽天モバイル 恵比寿店にて

ソフトバンクと楽天モバイルが頭を抱える「たった1つの難問」

残念!“あのイライラ”が復活します…

「5」と「4」がもたらす変化

日本の携帯電話事業に、大きな変化が生まれようとしている。そのカギを握るのは2つの数字、すなわち「5」と「4」だ。

「5」は、「5G」がスタートすることを表している。大手3社がかねて「3月のスタート」を公言しているが、3月5日、その先陣を切るかたちで、ソフトバンクが5Gのサービス体系を発表した。

 

一方の「4」が示すのは、「第4軸」の登場。楽天が、日本における4社目の、自らインフラをもって携帯電話ビジネスを展開する事業者となり、4月8日からサービスをスタートする。

5Gと楽天の登場は、我々が使う携帯電話にどんな影響を及ぼすのか?──あらためて確認してみよう。

三木谷社長が投じた“劇薬”

最初に動いたのは、楽天だ。

楽天は3月3日、4月から正式サービスを予定している携帯電話事業「楽天モバイル」のサービス内容について発表した。時節柄、オンラインでの発表会となり、筆者もネット経由で視聴した。

「たった1つのプランしか用意しません」

楽天の三木谷浩史会長兼社長はそう宣言した。

月額2980円・データ通信使い放題・通話し放題で、SIMロックも最短契約期間も、解約金もない。光回線とのセットを前提にしたような、特別な割引の結果の金額でもない。

他の大手携帯電話事業者に比べて、料金は3割から4割安い計算になり、「画期的な料金プラン」ではある。その名も「Rakuten UN-LIMIT」。制限のなさがウリだ。

楽天のプランは「Rakuten UN-LIMIT」の1つだけだ
自社エリア内での「完全データ使い放題」を特徴とする

しかもこれが、1年間のあいだ、300万人分については「無料」になる。まさに「大盤振る舞い」。「劇的な価格」での参入を表明していた三木谷氏らしい、確かに“劇的”なプランだ。

「Rakuten UN-LIMIT」の詳細。最初の1年、300万人までの加入者が「無料」になる
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ただし、この劇的なプランには、ある条件がつく。