# 自己啓発

歌舞伎町ナンバーワンホストが教える「次につながる名刺」のつくり方

この“ひと手間”が成功を招く

「金箔の名刺」をつくったことも

ご存知の方も多いと思いますが、ホストクラブは初めて来店した「初回」のお客様に限っては、90分/3000円程度というリーズナブルな料金設定になっています。

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お気に入りのホストを見つけ、定期的に通ってもらうため、10分交代で計9名のホストが入れ替わり立ち替わり接客をするのです。

そして最後に、お客様を出口まで送っていく「送り指名」をもらえたホストは、9割の確率で次の来店時に本指名してもらえます。

でも、考えてみてください。

90分も入れ替わり立ち替わりで、いろいろなホストの接客を受けるのです。

これでは、よほどのインパクトがない限り、90分経つころには、もう誰が誰だかわからなくなっているのではないでしょうか?

そこで大切になってくるのが、お客様の手元に残る名刺です。

私は新人ホスト時代、表面に大きく「信長」とだけ書いてある名刺や、通常のものとはサイズ感の違う名刺、金箔の名刺など、とにかく相手の記憶に少しでも引っ掛かるもの、少しでもいじってもらえるものをチョイスしていました。

お客様は、楽しみたくてホストクラブに足を運んでいるわけですから「いかに楽しんでもらうか」という気づかいを、名刺にまで行き届かせることが重要と考えたのです。

少しでも「そうそう、このおもしろい名刺の子、信長クンっていうんだった」と、記憶に引っ掛かりを残すための工夫でもあります。

わずか10分で、ほかのホストを大きく引き離すのは難しいもの。そこで「相手をいかに気づかうか」に着目したことで、多くの指名を勝ち取ることができました。

ビジネス書を出版するようになってからは、名刺に自分の本の表紙写真を入れるようになりました。すると、ホストクラブで席についたとき、女性のお客様以上に、男性のお客様の食いつきがいいことに気がつきました。

 

「これ、どういう本なの?」「本ってどうやって出すの?」と話の取っ掛かりができて、会話が弾むようになったのです。

初対面が苦手な人はとても多く、私のもとにもたくさんのメッセージが届きます。

でも、その苦手はちょっとした工夫でカバーできるのです。