積水ハウス、ここへきて「前会長 VS. 現経営陣」委任状争奪戦へ

経営責任追及か権力闘争か

4月23日、株主総会で激突

積水ハウスで2018年1月に会長兼CEO(最高経営責任者)を事実上解任された和田勇氏らが、4月に行われる同社の株主総会に向けて、取締役の入れ替えを求める株主提案を提出している問題で、3月5日に会社側が取締役会を開き、提案に反対することを決議した。

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その上で、会社側として議案にする取締役候補を公表、4月23日に行われる総会に向けて双方が賛同株主を集めるプロキシーファイト(委任状争奪戦)になることが確定的になった。

和田氏らが問題にしているのは、2017年に発覚した東京・西五反田の土地取引に絡む地面師事件。偽の所有者との売買契約を結んだことで、積水ハウスが55億円あまりを騙し取られた。

 

当時社長だった阿部俊則・現会長らは、本当の所有者から契約は虚偽であるという内容証明郵便が繰り返し届いていたにもかかわらず取引を強行。しかも、振込ではなく「預金小切手」を使うという「業界の常識では考えられない異常な取引」を行なったと和田氏らは指摘する。

単なる詐欺被害などではなく、「経営者として信じ難い判断を重ねたことによる不正取引」だと現経営陣を批判、退陣を求めているわけだ。

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