頑張っても結果が出ない…「仕事のできない残念な人」が陥るNG習慣

【マンガで解説!】考え方を変えるだけ
山崎 将志 プロフィール

片方では一見、損を強いるように見えても

先述の通り、ゴルフ場で朝食を食べる客の割合は少ない。だからといって、レストランで朝食をとるのが好きなプレーヤーもいれば、諸事情によりゴルフ場で食事をとらざるを得ない人もいて、客が少ないから止めるというわけにはいきません。1人でも朝食を食べる客がいれば、レストランは開いていなければならないのです。すると専任の担当者を張り付け、食材もバリエーションの分だけ用意する必要がある。1人食べようが10人食べようが、朝食のオペレーションにかかるコストはほとんど変わりません。

一方で、朝食を無料にすれば、レストランの朝食の売上は減ってしまいます。ただ、ゴルフ場にとって朝食無料サービスは、人件費と材料費を差し引くと、利益の貢献度は少ない。ゴルフ場によっては、赤字になる可能性も高いでしょう。

それならば、いっそのことブッフェスタイルで、食材の仕入れを平準化することで支出を安定化したほうが経営計画を立てやすいのではないか。ブッフェスタイルにした場合の食材原価は1人当たり300円程度でしょうから、その程度ならプレー代に紛れ込ませてもプレーヤーの大きな負担にはなりません。あるいは客に転嫁しなくても、無料朝食ブッフェにより来場客が増え、限界キャパシティに限りなく近いところまで予約を埋めることができれば、安いコストとも考えられます。

加えて、集客コストや原材料費以上に見落とされがちなのが、人の効率性です。この場合、レストランの担当者やキャディマスターの仕事量を平準化できる効果が大きいでしょう。

片方では一見、損を強いるように見えても、他でより大きなトクを取れれば、会社全体で売上と利益を上げることができるわけです。

 

このようにビジネスを組むことは「損してトク取れ」方式と呼ばれ、実は、うまくいっているビジネスは随所に「損してトク取れ」方式が隠されているものなのです。

本記事2ページ目で取り上げたマンガでは、この「損してトク取れ」を、居酒屋の半額サービスを例に理解していきます。魅力的なキャラクター、いくつもの伏線とその解決のストーリーを通して、楽しみ、共感しながら、自身の働き方を今一度振り返ってもらえればと思います。