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新型コロナショック、金価格が「1オンス=2000ドル」を超える日

暴落相場で儲けを拾う人がしていること

新型コロナショック、ゴールドに資金が流れ始めた!

金融市場に大きな変化が起こっている。

新型コロナウイルスの感染者の世界的な拡大を受けて、それまで堅調に推移していた株価は急落し、高値から10%を超える下げに見舞われている。中国を発症地とした新型コロナウイルスはいまや世界に広がっており、これまで「対岸の火事」として見ていた米国でも感染者が増大している。

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投資家も当初は楽観視し、「それまで堅調に推移していた米国経済は安泰であり、過去最高値を更新し続ける米国株も下げることはない」と高をくくっていた。しかし、米国内での感染が拡大する中、NY州など一部の州は「非常事態宣言」を行うなど、事態は緊迫化している。

その結果、それまで堅調に推移していた米国株からも資金が流出し始めており、世界の金融市場は2008年のリーマン・ショック以来のパニック的な動きになっている。

それを象徴するのが、米連邦準備制度理事会(FRB)による、3月3日の緊急利下げだろう。

パウエルFRB議長は2月28日に緊急声明を発表し、追加利下げの可能性を示唆。日銀の黒田総裁も2日、「潤沢な資金供給と金融市場の安定確保に努めていく」との談話を発表し、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁も2日、適切な措置を講じる用意があると表明した。

主要中銀のトップがそろって金融市場の混乱の沈静化の必要性を示す中、日銀がまず5000億円の資金供給を実施し、その後FRBが0.50%ポイントの緊急利下げを実施した。ところが、市場はかえって「そこまで事態は緊迫しているのか」と判断し、株価はそれ以降も乱高下する中で下落基調をたどる結果となっている。

 

この間、投資家の資金は安全資産とされる米国債に向かい、3月6日の米国債券市場では、同国10年債利回りが0.70%と過去最低水準に低下するなど、債券買いが進んでいる。そして、投資家が債券と同時に資金の向け先として注目しているのが「金(ゴールド)」である。