日本人はいつまで「毛皮」を買うのか…オシャレが隠す「残酷な現実」

世界的企業はもう大転換している
岡田 千尋 プロフィール

ファーフリー宣言が続々と

今年1月、13の日本ブランドが一気にファーフリー宣言をした。ファーフリー宣言とは、動物の毛皮を今後取り扱わないと消費者に約束をすることだ。

今や毛皮が非倫理的な素材であるということは多くの人が認識する状態になり、なかなかファーフリーを約束をしてくれない日本企業も動き始めたのだ。街中でも毛皮製品を身につける人は格段に減った。

2006年に毛皮付き衣料品の輸入量はピークに達し、21,331,530点(*1)もの毛皮付き衣類が輸入された。1年で2千万人もの人が、ファー製品を購入したということだ。実際、13年前には誰もが首の周りに動物の毛皮を付けていた。

写真提供:アニマルライツセンター

ファー大流行中のこの時期に毛皮反対キャンペーンが始まった。キャンペーンは広がり続け、人々の理解を着実に得ていった。

結果、2006年の毛皮付き衣類の輸入量と比較すると、2019年の輸入量は88.65%減少した。

毛皮付きの靴の輸入量ピークは2014年で、2006年と比較すると317%増えているが、これについてもすでに減少傾向にあり、2014年と比較すると65.9%減少している。今後さらに減少すると予測される。

それでも、2019年は約100万頭の動物たちが日本の消費のために犠牲になった(*2)

 

私たちはこの犠牲をゼロにしたい。

なぜなら、今も、動物たちは檻の中で震え、異常行動をおこし、恐怖し、絶望していて、春にまた繁殖させられ、また夏の暑さを耐え、殺されていく。おしゃれのために行われているこの暴力を許してはならないのだ。

(*1)財務省貿易統計 貴金属類や履物(靴)、原皮を除く
(*2)財務省貿易統計からアニマルライツセンターが推定

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