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組長の妻、はじめます〜裏社会のリアル

半グレを凌ぐ犯罪的活動

昨年は、お笑い芸人の「闇営業」や、安倍首相が主催した「桜を見る会」で指摘された問題などにより、反社会的勢力、いわゆる反社に注目が集まった年であった。

反社とは何かというと「暴力や威力、あるいは詐欺的な手法を駆使し、不当な要求行為により、経済的利益を追求する集団や個人の総称」である。

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該当する組織や個人とは、暴力団とその団員、および準構成員、暴力団員やその関係者が関与、協力する暴力団関係企業、総会屋、社会運動や政治活動を装って不当な行為をする社会運動等標榜ゴロ、暴力団とのつながりを背景にその威力を用いるなど、不正行為の中核に存在する特殊知能暴力集団などを指す。

したがって、キング・オヴ・反社は暴力団である。しかし、暴排条例による暴力団の締め付けから、彼らは糧道を絶たれ、その領域を半グレが侵食するようになった。半グレも「暴力や威力、あるいは詐欺的な手法を駆使し、不当な要求行為により、経済的利益を追求する集団や個人」に該当し、当然、反社カテゴリーに含まれる。

 

半グレは、ここ10年で存在が社会的に認知されたように思える。そのきっかけは、関東連合メンバーOBによる市川海老蔵襲撃事件ではなかろうか。その後、匿名性を武器に、特殊詐欺を主なシノギとする半グレは、その主犯格として度々マスコミに取り上げられ、現在に至っている。

しかし、半グレが今世紀に入って、急に勃興した新興犯罪集団かというと、ちょっと違う。2011年に、溝口敦氏が著した『暴力団』(新潮新書 2011年)で用いられたことから、半グレという呼称が市民権を得、世間に認識されるようになったと考える。