横浜市が「住みたい街」3年連続1位のウラで直面する「ヤバい未来」

エリアの「勝ち組・負け組」も鮮明に
大原 みはる プロフィール

特に人口減少が進む「横浜駅以西・以南」

特に、金沢区・港南区・瀬谷区・旭区・栄区・泉区の6区は、ここ9年以上連続で人口減少が続いている。共通点は、東京都心への通勤に時間がかかる横浜駅以西・以南のエリアであることだ。

この中には、2019年秋に相鉄(相模鉄道)がJRと接続し東京都心と直通し始めたことで恩恵を受けるエリアがあり、人口減少に歯止めがかかるという意見もあるが、筆者は懐疑的だ。

現在進行中の郊外エリアの人口減少は、かつて開発された戸建て住宅や団地から子どもが巣立ち、さらには残った親もより便利な都心側へ転居するという流れの中で起きている。人口減を食い止める方策を、駅前再開発や企業用地の放出による大規模マンション開発に頼っているようでは、いずれ限界が来るだろう。

 

筆者は以前、上記の人口減少エリアに所在する、ある社宅に住む知人の家を訪ねたことがある。知人曰く、このエリアは緑が多く暮らしやすいとのことだった。通勤先が横浜ベイエリアならば言うことなしなのだが、東京都心まで通うには遠い、とぼやいていたことが記憶に残る。