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中国で「コロナ楽観論」を広げた「工場再稼働率データ」に捏造疑惑!

工場を「空稼働」、報告書にはウソを…

中国のコロナ騒動、4月末には抑制できる…って?

武漢発の新型コロナ肺炎について、中国の国家衛生健康委員会の専門家チームは、中国国内感染者増加数が減速期に入り、4月末には基本的に抑制できているだろうという楽観を示した。

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また2月10日から国内企業・工場に従業員の職場復帰・生産再開の号令をかけており、新華社などは、新型肺炎の打撃から経済が比較的早く回復するとの見込みを報じ始めた。

だが、一方で、地方政府から挙げられている工場再稼働率の実態が「虚偽」であり、実際は中国中小工場を中心に生産の再開のめどがほとんど立っていないことも、一部中国メディアによって暴かれている。

新華社が3月4日に、2月の中国製造部門部門PMIをもとに「指標は回復性成長の望みあり」と題する次のような分析を発表した。

――2月の中国財新・マークイットの調査による製造PMIは40.1%、2004年にこの指標が発表されて以来、最低水準を記録し、2008年のリーマンショック時の40.9%よりも低い。

数日前に発表された国家統計局サービス業調査センターと中国物流購買連合会が発表した2月の製造業PMIは35.7%で前月よりも14.3ポイント下落している。非製造業商務活動指数は29.6%で前月より24.5%下落。いずれもいずれも指標が発表されて以来、最低を記録した。

 

――民間シンクタンクのPMIも国家の公式のPMIも新型コロナ肺炎のマイナス影響を色濃く反映し、目下の中国経済はリーマンショック以上の危機に瀕している。

非製造業が製造業よりも打撃が大きいのは、物流、交通、ホテル、レストラン、旅行、住民サービスなどの集団性消費行動の需要が激減したからで、同時に建設工事現場のほとんど中断されていることが大きい。今年の第一四半期の経済成長が減速することは間違いない。