20代で子供を産みたいと思ったら

普段、女性向けのキャリア支援をしているため、20代の女性から「仕事を続けるにはいつ子供を産むのが良いと思いますか?」と聞かれることがあります(同じ質問を男性からされたことはありません)。私自身も、これまで働いてきて一番頭を悩ませてきたのがこの問題です。10年近く働いて仕事がおもしろくなってくる30代。大きな仕事やマネジメントを任されるようになってきて、やりがいと責任を同時に感じるこの時期は、多くの女性が出産する年齢と重なる頃でもあります。

仕事がひと段落したら考えようと思っているあなた。断言しますが、仕事はやればやるほどおもしろくなり、切れ目なく次の仕事がやってきます。正直、この問題に私は答えをもっていません。育児に積極的なパートナーなのか、子育てしながらのキャリア形成に理解のある会社なのかなどによって、もはや「キャリアか子供か」の二者択一ではなくなっていると思うからです。なにより自分の人生を支配するのは自分、子供を産むことが人生の目的ではないし、結婚・出産をしない選択も当然あります。でも、もし子供がほしいと思っているなら、「いま妊娠したら会社に迷惑をかけるかも」なんて考えてタイミングを逃すよりも「子供と一緒に自分も成長しよう」という前向きな気持ちで人生設計してみませんか。

仕事がどんどん楽しくなると、子供を産むことが想像できないこともある。でも、子供を産まなくても、人生変わらないということはない。なにかしらの理由で人生に変化は訪れる。怖がるよりも進んでみると風景も変わってくる Photo by iStock

私もどこか「たしかに働き続けることは可能だろうけど、子供を産んだら管理職レベルで活躍するのは難しい」と思っていたところがありました。でも今の仕事を通して、日本ではすでに子育てしながらエネルギッシュに働いているたくさんのワーキングマザーがいることを知りました。3人のお子さんを育てながら営業のリーダーとして働き、海外出張をこなしている人もいます。子供と一緒の時間と同じくらい自分ひとりの時間を大切にして、仕事と家庭と趣味を楽しんでいる女性もいます。身近にそんな素敵な女性がいなくてイメージがつかない、という人はどうぞ弊社に遊びに来てみてください。社内にロールモデルがいなくても、社外で活躍するワーキングマザーと話ができれば、きっと勇気づけられるはずです。

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たかだか社会人歴16年目ですが、私の失敗談も含めてお伝えさせていただきました。きっとすべての社会人が、なにかしら失敗を重ねて生きているはず。新入社員の方には先輩方も口が緩くなることでしょうから、是非多くの人たちの新人時代を聞いて安心しましょう。
そして、焦らずくじけずビビらず、「あくびの法則」を忘れずに!
 

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