恐怖の「アフリカ豚熱」が、新型コロナの陰で日本に上陸する可能性

21世紀は疫病の時代なのかもしれない
週刊現代 プロフィール

温暖化によって、すでに冬がなくなりつつある日本では、これまで確認されていなかった感染症が多発することになる。中部大学教授の佐藤純氏はこう語る。

「気温が上がり、温帯より亜熱帯に近い気候になった日本では、東南アジアに生息するようなウイルスが上陸します。免疫のない日本人のあいだで大流行するはずです」

たとえば、国立感染症研究所の研究では、温暖化の影響でデング熱を媒介するヤブ蚊の分布が年々北上していることがわかっている。

実際、'14年には約70年ぶりにデング熱の国内感染が確認された。決してありえない話ではない。10年後を待たずして、パンデミックが国内を席巻する。これが未来の日本の姿だ。

最後に、哲学が専門の京都大学特定准教授・篠原雅武氏がこう警告する。

 

「『人間は万物の尺度である』というギリシャ哲学の考え方に従って、これまで人間は自然を管理下に置いていました。しかし、こうした見方は改めなければいけません。人間と一緒に共存する存在として、地球を見る必要がある。哲学の世界では、すでに思考の転換が行われています」

限りある資源はやがて枯渇する。人類は地球という資源を使い果たしてしまったのかもしれない。

「週刊現代」2020年2月22・29日号より