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残念ながら、日本は今年も「ありえない豪雨と台風」に悩まされる

これは天災ではなく人災かもしれない

台風と豪雨は必ずやってくる

「家に水が流れ込んできた瞬間の光景が、今でも忘れられません」

こう語るのは福島県いわき市在住の本田美奈子さん(48歳・仮名)だ。昨年10月、台風19号で、自宅の1階部分が浸水する被害にあった。

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仕事から帰る途中、激しく増水する川を見ながら、「これはまずい」と思った本田さんは急いで帰宅した。ドアの前に土嚢を積んでいると、家が停電した。

まもなく床板がぶくぶくと盛り上がってきて、あっという間に水が入ってきたという。自宅前の道路を必死に泳ぎ避難所へと向かった。

先月やっと、ドアや壁、床などを含む自宅の全面的なリフォームが完了する見通しがついたという。

しかし、大雨が降れば「また浸水するのではないか」と不安がよぎる。

 

昨年10月に襲来した台風19号によって、関東から甲信越、東北地方には大きな被害がもたらされた。住宅の全壊は全国で3280棟、半壊は2万9638棟に及んでいる。

なぜこれほど甚大な被害を巻き起こしたのか。横浜国立大学教育学部准教授で台風の専門家である筆保弘徳氏が解説する。