日本の「超暖冬」とアフリカの「バッタ大量発生」に共通の原因があった

とんでもないことが起きているのか…?
週刊現代 プロフィール

「インド洋西部で海面水温が高いと、雲が通常よりも活発に発生し、上昇気流が強められます。この影響で、ユーラシア大陸を西から東に流れる偏西風が、日本付近で北に押し上げられているのです」(中村氏)

インド洋ダイポールモード現象は地球温暖化により強化される。世界中の人が温室効果ガスを排出しているツケが、東京にも回ってきているのだ。

今後、東京はどうなってしまうのか。偏西風の蛇行がおさまり、春先に寒気が流れ込んできて、季節外れの寒さや雪を頻発させる可能性もある。'07年がまさにこうした気候で、東京に初雪が降ったのは3月16日だった。

しかし、前出の森朗氏は別の可能性を指摘する。

「温暖化が北極域の寒気を打ち消し、3月、4月も暖かいままということもありえます」

つまり、今年の東京は冬を飛ばしてそのまま春に突入するのだ。これでは、四季の国ならぬ「三季の国」だ。

 

「こうした状況が毎年のように続けば、偏西風の流れにも影響が出てくる。日本の冬が消滅することも考えられます」(森朗氏)

外で雪が降る中、こたつに入ってミカンを食べる、そんな光景も過去のものとなるかもしれない。

『週刊現代』2020年2月22・29日号より