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コロナ感染、なぜ日本と韓国とイタリアだけ「対応が遅れた」のか…?

世界各国との差が鮮明に
武藤 正敏 プロフィール

一体一路の「核心地域」である

何故このように急拡大したのか。両国とも中国の一帯一路の核心地域であるからである。

〔photo〕gettyimages

イタリア(中国人移民が工場や店を運営)は19年1月基準で30万人が移住し、工場や店を運営している。イランも17年輸出の31%、輸入の37%を中国に依存し、中東における一帯一路の中心的事業を行っているからである。

日本が2月の初めころ、中国からの入国禁止措置を取っていても感染の拡大を抑えられたか、確定的なことは言えない。しかし、札幌雪祭りでの感染など影響がなかったとは言えないだろう。

世界各国の「韓国対応」

日本の新規入国者隔離要請には韓国も含まれており、韓国は、これに対し猛反発している。

青瓦台金サンジョ政策室長は「本当に失望した。深い遺憾の意を表する。6日政府の公式見解を発表するだろう」と述べ、別の当局者は「日本からの入国者の隔離や、日本からきた飛行機の着陸制限などを検討している」と明らかにしている。

しかし、韓国は6日午前現在518人増の6248人と、中国に次いで多くの感染者を出しており、死者も前日から7人増えて42人となっている。

 

これを受け、世界各国で韓国からの渡航者の入国を制限しているか、する方針の国・地域は5日午後8時時点で、新たに日本、豪、コンゴ共和国、インドネシアを加えて99ヵ国・地域となった。

韓国滞在者に対する入国全面禁止や一定期間禁止の国地域のうち、35ヵ国・地域は韓国全土、6ヵ国は大邱など一部地域となっており、隔離などの措置は13ヵ国・地域が手続きの厳格化45ヵ国・地域となっている。