「あなたのお家、高値で売れます」の甘言にダマされた60代男性の末路

信じた自分がバカでした…
週刊現代 プロフィール

老後の資金が減ったことで、康本さんの人生設計は大きく狂ってしまった。現在は都内の賃貸マンションに住むが、引っ越しの際、駐車場代を削るために、愛車を手放したという。

それでも康本さんの場合はまだマシだったかもしれない。悪徳な業者の場合、200万円どころか、相場より500万円、場合によっては1000万円近くも低い値段での売却を勧めてくるケースもあるからだ。

もしも老後の資金のために自宅を売りたい場合、「少なくとも3社ぐらいには『いくらで売れそうか』という見積もりを出してもらうことが必要。

3社の見積もり価格がほとんど一緒であれば問題ないが、飛びぬけて1社だけ高い場合は、その業者は最初に飛びつかせておいて、あとあと値段を下げてくる可能性があるので要注意」(前出・長嶋氏)という。

 

しかし前項で見たように、老後の資金のために自宅を売るという考え方そのものが誤りとなることが多い。

「高値で自宅を買います」というチラシに踊らされないのはもちろんのこと、まずは「自宅を売る」という考えを改めたほうがいい。

『週刊現代』2020年2月22・29日号より