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「あなたのお家、高値で売れます」の甘言にダマされた60代男性の末路

信じた自分がバカでした…

「いまなら高値」のウソ

〈至急!売却物件求ム。あなたの家を売ってくださいませんか?〉

〈弊社のお客様が、このマンションの物件を急ぎで探していらっしゃいます。いまなら高値で売れるチャンスです。ぜひ弊社にご連絡を!〉

自宅のポストに投函される、こんなチラシに見覚えはないだろうか。自分の家の相場価格が丁寧に書かれたうえで、「いまならそれよりも1000万円高い価格で売れます」といった文句が書かれている。

「この家に住み続けるか、家を売って住み替えるか。老後の暮らしについてちょうど考えていたところだ。相場より高い価格で売れるなら、いまのうちに売ってしまおう」

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そう心を動かされる人もいるだろう。しかし、こんなチラシを信じてしまってはバカを見る。

「4000万円で自宅が売れるとチラシに書いてあったのに、実際の売却価格が相場よりも低くなってしまった」

そんな苦い体験を明かすのは江東区在住の康本雄二さん(69歳・仮名)だ。3年前のある日、自宅マンションのポストに投函された「売却物件求ム」のチラシを見た康本さん。

 

ちょうど老後の暮らしをどうするか夫婦で話し合っていたときで、チラシの「相場より500万円高く売れます」という文句を見た。「うちのマンションは人気があるのか。そんなに高く売れるなら、いまのうちに」と考えた。