3.持病の薬をもらうとき

もし、あなたの親が心疾患や高血圧などの基礎疾患を持っていて、かつ病状が安定しているなら、持病の薬をもらうために病院に行くことを控えさせてほうがいいだろう。いまは病院に行かずとも薬をもらう方法がある

〔PHOTO〕iStock

厚生労働省は、新型コロナウイルス肺炎の国内流行を受けて、オンラインや電話による処方の要件を緩和した(慢性疾患に対しては、事前に診療計画が作成されていなくとも処方が可能になった)かかりつけ医に電話をし、薬の処方をしてもらうことが可能だ。かかりつけ医が電話の内容をもとに処方箋を作成し、薬局にそれをファックスし、処方してもらうという流れになる。

ただ、電話処方は全員が受けられるわけではなく、慢性疾患で通院し、2ヶ月あるいは3ヶ月以内に通院歴があるなどの条件が定められており(細かい条件は医療機関によって異なる)、初診の人は対象にならない。細かい実際の運用は医療機関や自治体によって異なるため、処方してもらう必要のある人は、まずはかかりつけ医に電話をして確認することをお勧めする。また、電話やオンラインでの処方を受け付けてもらえない場合は、やや長めの日数分の薬を処方してもらい、通院頻度を減らすようにしよう(月1回の通院ペースであれば、2ヶ月分の処方をお願いするなど)。

病院は、日常で関わるどんな場所よりも感染リスクが高く、中国では医療従事者の院内感染が問題になっている。医療従事者で、複数の病院に出入りしている筆者は、子どもを学童に預け、普段よりも祖父母と会う回数を減らしている。会わなくとも、電話やメールで健康のチェックをすることはできる(要介護の方はこの限りではないだろうが)。家族が入院していたり、高齢者施設に入っている場合、面会は必要最低限にしたほうがいいだろう。