15歳息子の「親権争い」、夫が妻から「養育費」まで取った凄いテク

親権争いの「泥沼化」を回避した
露木 幸彦 プロフィール

息子の誕生日なのに…

悠馬さんは最高裁のページを印刷し、妻に突きつけたのですが、妻は「裁判所のルールならしょうがない」という感じで渋々、首を縦に振り、「毎月4万円を22歳まで支払う」ことを約束してくれたのです。

〔photo〕iStock

今回の場合、現在住んでいる賃貸住宅は悠馬さんの名前で借りているので離婚するにあたり、出て行くのは妻のほうです。息子さんの親権と、毎月4万円の養育費を手に入れた悠馬さんは「妻がいないこと」を除き、これまでと変わらない生活を継続することが叶ったのです。

悠馬さん夫婦は残念な形で離婚に至りましたが、悠馬さんにとって元妻は赤の他人です。一方、息子さんにとって元妻は母親であることに変わりはないので、父子の家庭を乱さない範囲で母親として関わって欲しいと思っていました。

悠馬さんは離婚成立後、息子の誕生日の1週間前に妻に対してLINEを送りました。

「隼馬の誕生日に顔を出してよ。こっちでケーキとプレゼントは用意するからさ」と。

 

しかし、妻からの返事は完全に予想外でした。

「(誕生日は)もう終わったでしょ?」と……。

どうやら妻は息子さんの誕生日の正確な日時すら間違って覚えていたのです。