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15歳息子の「親権争い」、夫が妻から「養育費」まで取った凄いテク

親権争いの「泥沼化」を回避した

親権争いは「泥沼化」が必至…!

離婚する夫婦の「親権問題」は、いつもそう簡単に解決するものではありません。

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かつては母親が親権を持つことがほとんどで、夫婦の間では、養育費を毎月いくらにするか、学資保険の契約者を変更するか、1ヵ月に何回、子どもを会えるのかということが交渉の論点になることが多かったものです。

しかし、最近では父親が親権を持つケースも増えています。

一方で、本気で親権を目指す父親に対して、母親がそう簡単に納得するものでもないのがまた事実。今回の相談者・悠馬さんの場合、まさに妻を説得中なのですが、思わぬ「落とし穴」に直面して困り果てているというのです。

<家族構成と登場人物、属性(すべて仮名)>
大塚悠馬(46歳)会社員(年収500万円)☆相談者
大塚朱里(44歳)会社員(年収500万円)
大塚隼馬(15歳)中学生

悠馬さんは、欠点が多い妻より欠点が少ない夫の方が親権者にふさわしいという消去法で決めたくないと思っていました。そうすれば結局はお互いがお互いの欠点をぶつけ合うことになる、収拾がつかなくなることは目に見えているからです。

だから、悠馬さんは妻の欠点や問題行動、至らない点のエピソードをなるべく挙げないように決意。むしろ、親権者として自分が妻より優れている点を挙げて説得しようとしたのです。

まず悠馬さんは情緒不安定な息子さんの将来を心配しており、自分と同じように「いい大学」に進学し、「いい会社」へ就職して欲しいと考え、中学1年生から受験用の学習塾に通わせてきたことを主張しました。

 

さらに、妻がやっていないけれど、自分がやってきたことも強調しました。たとえば情緒不安定な息子さん行動を何とかすべく、悠馬さんは子ども向けの診療内科や区の教育センター、カウンセリングルームなどで話を聞いてもらう機会を作ってきました。