# 離婚

年収500万円の「働く妻」が、夫とわが子と「別れる」と決めたワケ

3組に1組が別れる大離婚時代
露木 幸彦 プロフィール

人生がかかった一大事

同じく息子さんが5歳の頃。悠馬さんは息子さんの髪を洗うとき、悠馬さんは目にお湯やシャンプーが入らないよう、シャンプーハットをかぶせたり、シャワーの角度を調節したり、首を後ろに傾けたりして工夫をするのですが、妻は何の気使いもせず、すごい水量で一気に短時間で済ませようとするので、当然、息子さんの目にお湯やシャンプーが入るので、「目に染みて痛い!」と訴えてきたそうです。

〔photo〕iStock

しかし、妻はそれでも知らん顔で髪を洗い続けたので、悠馬さんはやむを得ず、妻に対し「何をやっているんだ!」と注意したのですが、妻は悪びれることなく「それならあんたが洗ってよ」と逆ギレしたので、それ以降、妻に任せられず、毎晩のように悠馬さんが息子さんと一緒に入浴するようになったそうです。

いずれにしても、両親の離婚は息子さんの人生がかかった一大事です。

悠馬さんは、欠点が多い妻より欠点が少ない夫の方が親権者にふさわしいという消去法で決めたくないと思っていました。それに事実は1つでも誰の目線で見るのかで景色は180度変わってきます。例えば、朝ご飯の件はここまで厳しく言わないと4歳児は言うことを聞かないから、休日の件は1人で遊べるように慣らすため、風呂の件はシャンプーが目に入ったら、どのくらい痛いのかを沸かせるためなど、妻目線での言い分もあるかもしれません。

おそらく妻は、悠馬さんが自分では分からない欠点に気付いている可能性もあるでしょう。そしてお互いがお互いの欠点をぶつけ合った場合、収拾がつかなくなることは目に見えています。

 

それよりは親権者として悠馬さんが妻より優れている点を挙げるほうが前向きです。

だから、悠馬さんは妻の欠点や問題行動、至らない点のエピソードをなるべく挙げないよう心掛けました。

そこで悠馬さんは、親権者として自分が妻より優れている点を挙げて説得しようとしたのですが……。

じつはここでまた「思わぬ妻の行動が待ち受けていたのです。