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年収500万円の「働く妻」が、夫とわが子と「別れる」と決めたワケ

3組に1組が別れる大離婚時代
露木 幸彦 プロフィール

逆上した妻

最初のうち、悠馬さんは妻の欠点や問題行動、至らない点を挙げて、「親権者にふさわしくない」と断罪しようとしました。

悠馬さんいわく妻の育児放棄や躾けという名のいじめは今に始まったわけではなく、過去を遡れば枚挙の暇がないほど、たくさんの悪夢が蘇ってくるからだそうです。

〔photo〕iStock

たとえば、息子さんが4歳の頃、朝食をなかなか食べ終わらずに保育園に行く時間が迫っていた時のこと。大人とは違い、食事を口に運ぶのに時間がかかるのはやむを得ませんが、それなのに妻は「早くご飯食べて!これじゃ、みんなと一緒に学校行けないよ! 保育園やめるの? ご飯食べないなら、帰ってこなくていいよ!」などとまくし立てたそうです。

そのせいで息子さんが激しく号泣するのは無理もありませんし、結局、保育園の時間に間に合わなかったので元も子もありませんが、妻の悪態はそれだけではありませんでした。

悠馬さんと妻はどちらもサービス業なので夫婦の休みが同じ日も違う日もあるそうです。これは夫婦の休みが別々だった日のこと。息子さんは当時5歳。まだ外で走り回りたい年頃なので、悠馬さんが休みの日、自分が家にいるときはなるべく息子さんを公園や海岸、運動場などに連れ出して遊んであげていたそうです。

一方、妻はどうでしょうか。どうやら自宅でテレビを見ているばかりで、一緒に外に出かけたり、遊び相手になってあげようとはせず、息子さんにはアニメを見せたり、ゲームをやらせたり、絵本を読ませたりと1人で遊ばせていたようなのです。

 

結局、息子さんが悠馬さんに対し「ママが一緒に遊んでくれないの。テレビやパソコンばかりしている…」と泣きついてきたのですが、幼子が涙ながらに訴えかけてきたのだから、よほど寂しかったのでしょう。

そこで悠馬さんは妻を叱り付けようとしたのですが、妻は自分のことを棚に上げて「あんたが休みをとって遊んであげたらいいでしょ」と逆上してきたようで、最終的にはうやむやにされてしまったのです。