「嫌韓・嫌中」な日本の中高年に、若者たちがついていけないワケ

世界から見れば、同じアジア人なのだから

マーケティングアナリストの原田曜平氏が、韓国・中国と日本の関係について現役学生のナマの声を聞く座談会。後編は、「嫌韓・嫌中」の雰囲気が強まる中、日本は隣人たちとどう付き合っていくべきかについて語り合ってもらった。

(構成・淵上周平)

韓国アイドルの「欧米での成功」を見ても…

原田:韓国のカルチャーでは、個人的にはBTSが気になっているんですが、どうですか? 2018年5月にビルボードのアルバムチャートで初登場1位になって、それから4枚連続で1位を獲得しています。

自分でも感覚が古いと思うけど、「アジア人アイドルを欧米のファンが追っかけることって本当にあるのかな?」と思って、去年ニューヨークをはじめアメリカの大都市部でヒアリングしたんです。すると、アジア系アメリカ人のファンはもちろん多かったんですが、白人の熱狂的なファンもけっこういた。

かな(慶應大学2年):BTS好きはガチっていう印象。ファンの団結力もすごく強いから、あんまり軽く「好き」って言えない感じがあるかな。

さえ(法政大学1年):ダンスのレベルがめちゃくちゃ高い。あとBTSのジョングクが「世界でもっともハンサムな顔100人」で1位になってた。

アキ(慶應大学3年):あのランキングはどこかのおじさんが自分の主観で発表してるだけみたいだけどね。騒いでるのは日本と韓国だけだって見たことあるけど。

BTS・ジョングク(Photo by gettyimages)

さと(高校生):BTSから韓国アイドルを好きになる人も多いけど、BTSのファンは団結力が強いから新規ファンが入りにくくて、そこから若手に流れるパターンも私の周りに結構いる。

さえ:セブチ(13人組のアイドルグループ「Seventeen」のこと)にいったりね。

原田:BTSがアメリカで1位をとったり、アメリカ人の追っかけがいることについて、悔しいとか、日本ももっと頑張らなきゃとか、そういう気持ちにはならないの?

(一同)うーん……。

 

アキ:メンバーみんな英語もペラペラで、インタビューでも英語でギャグ返したりするのとか見て、すごいな、グローバルだなとは思いますけど。