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ある日突然“地獄”に…小4女児虐待死事件「加害者家族の後悔」

加害者と被害者の間で

事件に奪われた平穏な日々

2月21日、千葉県野田市で小学4年生の栗原心愛さんが死亡した事件で、傷害致死罪などに問われている父親の栗原勇一郎被告の裁判員裁判が始まった。

第2回公判では、被告の妹と母親が証言に立った。彼らは加害者家族であると同時に被害者遺族でもあり、その立ち位置と心境は複雑である。

筆者が被告の妹(仮名・伊藤真由さん)から初めて相談を受けたのは昨年2月、事件が発覚して間もない頃だった。

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「これからどうやって生きていけばいいのか…」

真由さんは、精神的に追い込まれていた。

 

詰めかける報道陣から質問攻めにあう一方、勇一郎氏と面会することも許可されず、弁護人と連絡がついたのも数ヵ月後だった。

事件に関して、家族として知りたいことは多々あるが、説明してくれる人は誰もいなかった。取材したいと言われても何をどう話してよいのかわからず、報道陣と世間の目から身を隠す生活が始まった。