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民泊大手エアビー、かなりこだわる「デザイン経営」の知られざる中身

オフィスからフォントまで徹底的にやる
民泊最大手として知られるAirbnb(エアビアンドビー)。いまや新たな旅行体験を提供するサービスとして定着してきた一方、最近では国際オリンピック委員会(IOC)の最上位スポンサーになるなど次々に話題を振りまいている。新時代の「経営の成功ケース」として注目されることも増えているエアビーだが、じつは同社が「デザイン」に徹底的にこだわっている企業であるということはあまり知られてない。エアビーの成功にウラにある「デザイン経営」とはなにか――。今回、Airbnbで執行役員を務める長田英知氏がその全貌を明かした。

Airbnbが「デザイン」にこだわるワケ

Airbnbはホームシェアのプラットフォームというサービスの新しさと合わせて、そのデザインに対するアプローチが話題となっている企業でもあります。

創業者3名のうち2名はアメリカを代表する美術大学であるRISD(Rhode Island School of Design)出身でもあります。今回の記事ではAirbnbのデザインに関して様々な視点からご紹介したいと思います。

Airbnbのサイトにおいてまず真っ先に目につくのはAirbnbの企業ロゴではないでしょうか。

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Airbnbが今の新しいロゴに変更を行ったのは2014年です。

Airbnbには「Belong Anywhere」という大きなビジョンがあります。これはAirbnbを使って旅をする人々はどこでもAirbnbのホストを通じてローカルと繋がることができる、その結果、どこでも自分の居場所があると感じることができる世界を目指していくということを意味しています。

そしてAirbnbのロゴはこの「Belong Anywhere」のビジョンを体現するものとして考えられました。このロゴはBelong Anywhereの言葉をもじってBeloと呼ばれており、Airbnbがテクノロジーで人々をつなげ、そこにコミュニティが生まれていることを象徴するものとしてデザインされています。

 

具体的にはこのロゴの中に、AirbnbのAのほか、People(人)、Places(場所)、Love(愛)というAirbnbが大事にしているものが組み込まれています。