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コロナ自粛がヤクザを直撃…? 現役組員が語る「リアル」と「対策」

カタギよりも慎重な予防策
隼二郎 プロフィール

トイレのドアには触らない。ではどうするか…

厚生労働省が示した指針では、感染予防策として徹底した手洗いが推奨されている。ウイルスが付着した手指で鼻や口や目に触れることで、ウイルスが体内に入り、接触感染を引き起こすためだ。

「ヤクザは基本的に車移動で、満員電車に乗ってつり革に触れる機会もないので、一般サラリーマンよりも感染リスクは低いと言えるでしょう。それでも気を使うヤクザはいて、ある指定暴力団の幹部は『外出先でトイレのドアには触らないようにしている』と話していました。

〔photo〕iStock

どうやって開けるのかと尋ねたら、『脚だよ』と。確かにコワモテのヤクザなら脚でドアを開けてもサマになりますからね。ドアを開けてくれる下の人間もいなくて、自分でドアノブを回さなければいけないケースでは、ふだん使わない指、たとえば左手の小指だけで開けるそうです。

エレベーターのボタンも同様で、『小指がないヤツは薬指だな』とマジメに語っていたのが印象的でした」(社会部記者)

独自の方法で感染予防に努める組員がいる一方で、都内の某繁華街をシマにする組織の幹部組員はこう語って「マスク着用」を否定する。

 

「ヤクザは顔を売ってナンボ。商売道具の顔を、マスクで隠すようなマネはしない。顔を隠していたら、客引きのお兄さんがヤクザと知らずに声をかけてトラブルにもなりかねないからね。それに俺たちみたいなのがマスクしてたら、『悪いことたくらんでます』って言ってるようなもんだ。それこそ警察に何回職質を受けるかわからないよ」