日本の伝統食を活用

ほかにも私たちの体を正常に保つためにはカルシウム・マグネシウム・鉄などのミネラルも必要です。免疫力を維持し、高めるための必須ミネラルは亜鉛とセレンが代表的です。亜鉛やセレンは活性酸素を除去する酵素の一部となっていて、食事から充分な量を摂取できれば余分な活性酸素は分解されて免疫機能を通常の状態に保つことができます。

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実際の食事を見てみましょう。私たち日本人は伝統的に納豆・ぬか漬け・味噌・醤油・酒・みりん・鰹節など微生物を利用して作られた食品を食べています。またヨーグルトやチーズなど発酵乳製品なども食べます。微生物は食品を発酵させて保全性を高め、食味を整え向上させる目的で利用させているのですが、健康増進にも貢献していることがわかっています。

例えば、ヨーグルトに含まれる乳酸菌の一種であるビフィズス菌やラクトバチルス菌を摂ると、がん細胞の増殖を抑えるナチュラルキラー細胞が活性上昇したという報告が数多くあります。

また、「貪食細胞(どんしょくさいぼう)」というものをご存知でしょうか。侵入してくる最近などを自分の細胞内に取り込み破壊してくれるもので、これを自然免疫といいます。ビフィズス菌やラクトバチルス菌を摂ると、この貪食細胞の働きが上昇することもわかっています。