何気なく使っていたものが、知らないうちに海を汚しているとしたら? そんな心配をしたくないから、ものを選ぶときは一度立ち止まって考えてみましょう。無理な我慢は続かないけれど、知ることで選ぶ目線を変えることはできます。気持ちよく暮らすための、グッドデザインで海にやさしいプロダクトをご紹介。

キッチンでプラスチックフリー

食材の包装や、保存するときに使うラップ、食器を洗うスポンジなど、キッチンにはマイクロプラスチックの素があふれている。ゼロにすることは難しくても、環境負荷の少ない代替品を探してみよう。

stasher のシリコーン保存バッグ(写真左)
残りものや作り置きのおかずを入れるのに便利なケース。サンドイッチやお惣菜を入れて、ランチボックスとしても使える。原料は、食品用品質として認められている100%ピュアプラチナシリコーン。バクテリアが繁殖しにくく、洗って何度もリユースできるので、密閉保存袋やラップをこれに替えるだけでサステナブルに。また、250℃からマイナス18℃までという耐熱耐冷性なので、レンジやオーブン調理も冷凍保存もOK。マリネした肉を冷凍保存しておき、そのままオーブンで調理すれば、洗いものも減って一石二鳥。3サイズあるので、必要なシーンに合わせてチョイスして。
スタッシャーサンドイッチ(Mサイズ/スモーク)¥1500/ボーテ福原☎0120-444-536

aco wrap の天然ラップ(写真右)
食品の乾燥を防いだり、ほこりをよけたり、匂い移りを抑えるために必要なラップ。日に何度となく使うラップを、エコなものに替えられたら……。そんな願いを叶えてくれるのが、岐阜県のミツロウとオーガニックホホバオイルをオーガニックコットンに染み込ませて作ったミツロウラップ。ミツバチの巣から採取したミツロウには、抗菌・保湿効果があるため、食品の鮮度を保ちながら包むことができる。手のぬくもりで温めるとどんな形にもぴたっとフィットするから、食べかけのパンやフルーツ、料理が入った器などを、さっと包むのに便利。水洗いして繰り返し使える。
天然ラップ草木染め(藍&福木)翡翠色(M)¥1500/アコラップ info@acowrap.com

髙田耕造商店のしゅろたわし(写真左)
環境にやさしいものを探すときは、昔ながらのものに目を向けてみるのも手。江戸時代から洗浄に用いられてきたたわしは、洗剤なしで汚れを落とす自然素材のキッチン道具。特に上質なしゅろを使って職人が手作りしている〈髙田耕造商店〉のたわしは、適度な硬さとしなりがあり、器や野菜の表面を傷つけることなく、汚れだけを落としてくれる。そのやさしく吸い付くような肌ざわりに、今までのたわしの概念が変わるはず。また、面で洗うスポンジと違って、たわしは繊維で洗うため、まな板や鍋も汚れを掻き出すように効果的にすっきり洗える。水切れもいいので、衛生的。
しゅろのやさしいたわし(小)¥640/髙田耕造商店☎073-487-1264

THE のザ・キッチンスポンジ(写真中央)
こちらは中芯はウレタンフォームだけれど、表地はコットン100%のスポンジ。特殊合成ゴムで加工されているので、水で濡らすだけで抜群の吸着力と摩擦力を発揮してくれる。かるくなでるだけでキュキュッと汚れをかき落としてくれるので、洗剤を使わずに食器を洗えるということも海にやさしいポイント。もともとは、洗剤を使えない食品工場のタンクを洗うときや、油を多く使う飲食店の食器洗いなどで使われてきた素材を、〈THE〉が家庭用サイズにして商品化したものだとか。そんなエピソードからも、その実力がうかがえる。業務用ならではの耐久性も魅力。
ザ・キッチン スポンジ¥500/ザ・ショップ☎03-3217-2008

Scotch-Brite のセルロースクロス(写真右)
日本ではまだなじみが薄いけれど、欧米では日常的に使われているセルロースクロス。セルロースは紙の原料となるパルプとコットン(綿繊維)からできており、最後は土に還るエコな素材。布製タオルに比べて吸水性が高く、自重の約10倍の水分を吸収。キッチンカウンターやテーブルを拭いたり、ちょっとした食器類の水切りに利用したりと便利。また、すぐに乾くので雑菌が繁殖しづらく、嫌なニオイがつきにくいのもうれしいところ。意外と知られていないのが、一度水で湿らせてぎゅっと絞ってから使うこと。乾いた状態よりも、吸水力がぐんとアップするのでお試しを。
スコッチ・ブライト セルロースクロス(ピンク&ブルー)¥498/スリーエム ジャパン☎0120-510-733