1万人の子どもがLGBT家族で育つ…フィンランドに学ぶ「多様性」

急増する「レインボーファミリー」とは
岩竹 美加子 プロフィール

レインボーファミリーの解消

レインボーファミリーには、離別もある。

2017年には、95の女性のパートナー登録カップルと36の男性パートナー登録カップルが離別している。2002年から2018年末までの間に登録を解消した人の総数は、約1700人である。

パートナー登録の解消は、年々、増加傾向にある。2002〜2017年では、年平均で約70のカップルが、2014〜2018年では年平均で約130のカップルが離別している。

同性婚は新しい制度で、その離婚についてはまだ統計がない。異性婚の離婚率は、約50%である。

 

レインボーファミリーの子どもたち

2018年のフィンランドの家族数は、約150万である。その内、18歳以下の子どもが同居する家族は56万2000。つまり、約37%の家族に18歳以下の子どもがいる。

同年、パートナー登録の家族と同性婚家族の数は3262。その内、785の家族(24%)に18歳以下の子どもがいた。

フィンランドで、18歳以下の子どもの数は約100万人。2018年の同性婚、またはパートナー登録のカップルの子どもの数は約1300人である。

子どもがいるレインボーファミリーの約98%は、結婚しているかパートナー登録した女性カップルである。子どもがいる男性カップルは、約1%と少ない。人工授精などによって、女性カップルの方が男性カップルよりも子どもを持ちやすいことが統計に表れている。

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