1万人の子どもがLGBT家族で育つ…フィンランドに学ぶ「多様性」

急増する「レインボーファミリー」とは
岩竹 美加子 プロフィール

多様なレインボーファミリー

レインボーファミリーと一言で言っても、そのあり方は多様だ。

フィンランドで最も一般的なレインボーファミリーは、女性カップルの家族。2006年の調査では、女性カップルが49%、女性カップルによるニューファミリー13%、クローバーファミリー12%、トランスジェンダーの家族8%、LGBTの一人親家族6%、男性カップルの家族2%、その他である。

この場合のニューファミリーは、再婚した2人が同性で、18歳以下の子どもがいる家族。

クローバーファミリーは、女性カップルと男性カップルの4人、または同性カップルと独身の人3人(女性カップルと独身男性、または男性カップルと独身女性)で子どもを持ち、親であることを共有、分担する家族である。三つ葉か四つ葉のクローバーをイメージして使われ始めた名称で、2010年代頃から出現した。

 

クローバーファミリーでは、親のあり方が複雑になり「遺伝学的な親」「生物学的な親」「法的な親」「社会的な親」の4つになる。これらはダブることがあるが、「遺伝学的な親」は1人、「生物学的な親」と「法的な親」は2人まで、「社会的な親」は3人までである。

クローバーファミリーについて、またレインボーファミリーで妊娠する方法等については稿を改めて紹介したい。

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