早期退職後も「年収700万円を死守したい」50代会社員の「甘さ」

「やりたいことがない」会社員の末路
前川 孝雄 プロフィール

キャリア後半をどう使うか、自問自答から始めよう

しかし、今やりたいことがないからといって、第二の職業人生を諦めることはない。人生100年時代。幸いにも時間はある。やりたいことがないのは、単にそれについて考えたことがなかったからに過ぎない。どれだけ探してもやりたいことが何一つ見つからない人などいないはずだ。であれば、今から考えればいいのだ。

まずは、自分のキャリア、自分の人生について、自分自身の頭で考えてみよう。深い自問自答を積み重ねれば、きっと答えは見えてくる。すぐに見えなくても、やりたいことに打ち込んでいる社外の多様な人たちに会いに行くことで、自分を見つめ直すことから始めてもいいのだ。

 

その結果として、今の自分に足りないもの、今から会社でできることも理解できるはずだ。そこに至って初めて失敗リスクを抑えた転職などの行動に必要な準備に取り組むことができるようになる。大手企業を早期退職し、仕事や安定収入はもちろん、社会との接点すら失い、生きる平衡感覚を失いかけた経験を持つ私だから断言できる。こうした準備が整うまでは、勢いだけで早期退職することは得策ではない。

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