新型コロナ騒動は「日本社会に対する不信」の現れである

「ちゃんと休める社会」だったら違った
赤木 智弘 プロフィール

また、両親が働いているため、子供をおじいちゃんおばあちゃんに預ける親もいるかもしれない。しかし、考えてもみて欲しい、新型コロナウィルスのリスクは老人の方が高いのである。それは結果的に、学校よりもリスクの高い場所に子供を置く結果となるかもしれないのである。

実際、WHOによる報告書でも、子供の感染者は家庭内での濃厚接触者を調べる過程で見つかったとされており、感染可能性の高い高齢者と、子供が多くの時間を同じ家で過ごすことは、学校に行くよりも高いリスクを負うことになるかもしれないのである。

「有給休暇を取りやすいように」

なお、親が休まなければならない問題について、安倍総理大臣は衆議院予算委員会で「経済界に有給休暇を取りやすいように対応をお願いする」という内容を述べたと報じられている。

ご存じの通り、有給休暇は労働者が自由に行使することができる権利であり、企業が労働者に与える物でもなければ、政府が労働者に使うように言うものでもない。「有給休暇を取りやすいように」などというのは、労働者に対する支援どころか、労働者の財布に手を突っ込む恥ずべき発言である。

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しかもこの休校要請、どこまで話が行っていたかは分からないが、少なくとも要請が出た時点では、現場の教職員には伝えられていなかったようだ。

急な休校要請で現場は大慌て。期末テストが中止となり、卒業生などは卒業式が1ヵ月前倒しで行われるなど、仲間との大切な時間が突然終わってしまい、生徒には残念な事態となってしまった。

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