新型コロナ騒動は「日本社会に対する不信」の現れである

「ちゃんと休める社会」だったら違った
赤木 智弘 プロフィール

一方で、手洗いをしっかりしている人というのは、本当に見かけない。

駅のトイレなどでも、マスクをして新型コロナ対策万全みたいな人たちが、みんなちょっと指先を濡らすだけで出て行ってしまう。

僕は今回の騒ぎが始まってからは、外でもこまめに手を洗うようにした。もちろん家では指先や指の間、親指手首までしっかりと洗うようにしている。新型コロナに限らず、飛沫感染型ウィルスの主な感染源は自分の手である。マスクを使ったコロナ対策万全風のコスプレをするくらいなら、手洗いを徹底してもらいたい。

学校への登校は感染リスクなのか

政府の対応もどうにもおかしい。

学校の休校を要請という話を聞いたときには、さすがにそれは酷いと思った。これまでに分かっているデータで見ても、新型コロナで重篤な症状に至るのは、現状で病気を抱えている人や高齢者などが中心で、子供は比較的かかりにくく、かかっても重症化しにくいことが分かっている。

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政府の休校要請が出たのはWHOの調査報告書が出る前の話ではあるが、その段階でも報道などを追っていけば、その程度の分析はできたはずである。また、感染リスクから考えても、学校内には不特定多数が侵入することはなく、子供や教師、事務員などの特定の人の利用が中心であり、高リスクの人も比較的少ない。学校への登校は、新型コロナ感染のリスクになるとは考えづらいのである。

 

一方、子供たちを休みにすることはどのような結果をもたらしうるのだろうか?

子供が比較的小さい共働きの家庭では、子供が休みになれば、どちらかの親が仕事を休まなければならない。これにより、普段は子供を学校に送り出してから病院に勤務する看護師が、子供が家にいるために医療の現場に出られないという本末転倒の現象が発生している。

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