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安倍政権の問題が凝縮…突然の休校要請という「ヒドすぎる危機対応」

新型コロナが明らかにしたこと

5つの問題点

「三つ子の魂百まで」という言葉がある。たしかに人間はそう簡単には変わらないものだ。普段はあまり冴えない人間が、危機になると突然豹変し、頼りがいのある存在になる……そんな「ドラえもん」の映画版でののび太くんや、スーパーマンのクラーク・ケントのようなケースは少ない。

それは政治も同じである。平時に対応がお粗末な政権に、危機管理は出来ない。これは自明のことだ。

今回、安倍晋三政権のコロナウイルスに対する対応を巡っては、様々な批判が寄せられている。とりわけ、クルーズ船における対応、また、あまりに唐突に発表された「休校要請」については、国民から怒りが噴出した。

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これら問題含みの対応が行われることは、コロナウイルスがアウトブレイクが疑われる前から、すでに予見可能であった。つまり、このコロナウイルスへの対応は、政権がこの7年間一貫して示してきた様々な姿勢が一気に表面化した結果とも呼べるものなのだ。

 

政権がこの7年間で示してきた姿勢とは、大きく分ければ、下記の5点のことである。

1.非常時におけるリーダーシップと発信能力の欠如
2.専門知の軽視
3.責任を取らない姿勢
4.生活感覚の国民との乖離、古い家族観への妄執
5.根本的な危機感の欠如

以下、順番に述べていく。