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「空気を読む」のがうまい人が、なぜか絶対にやらない「意外なこと」

日本人の空気を読む能力を徹底分析

職場でも学校でもネットでも、「空気が読める」ことが必須の日本人。それが、どうしようもなく生きづらいと感じる要因になることもある。脳科学者の中野信子さんの新刊『空気を読む脳』では、そんな日本人の「空気を読む脳」が私たちにどのような影響を与えているかを分析していて興味深い。今回、そんな中野さんへの特別インタビューを敢行。日本では、空気を読む力が強い人として「エリート」「体育会系」などが多いしたうえで、空気を読む人たちの意外な側面を浮かび上がらせていった――。

「ステレオタイプな人」ほど空気を読んでいる

日本には「ステレオタイプ」という言葉があります。

ステレオタイプとは「社会に広く浸透している固定的な概念やイメージ」というような意味ですから、ステレオタイプの人というのはもっとも空気を読む力が強い人たちとも言えるでしょう。

そしてほとんどの日本人が、実は無意識に空気を読んでステレオタイプの行動をとっているものなのです。

たとえば女性のメイク。これもステレオタイプな行動と言えます。

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というのも日本には、メイクをせずに外に出るのは恥ずかしい、という社会風潮があるから。その空気を読んで、多くの日本女性はスーパーに行くのにもきちんとメイクをするわけです。

 

ほかにもフォーマルの場ではヒールを履かなければいけないとか、男性ならスーツを着なければならないとか、日本にはさまざまなステレオタイプが存在しており、みんな、これを敏感に読み取って社会の中で生きているのです。