5. 陰性でも仕事に行ってはいけない場合がある

厚生労働省の受診基準を満たして検査を受け、陰性だった場合はすぐにでも仕事に行きたい、と思う人もいるだろう。日本の職場では休みが取りやすい環境のところもまだ少なく、リモートワークに対応できるのはごく一部だ。

〔PHOTO〕Getty Images
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しかし、検査が陰性でも、実は感染していることがあるから注意が必要だ。PCR検査は痰が出る場合は痰をとるが、そうでない場合は鼻や喉を綿棒でこすって検体をとって検査に出す。ウイルスは主に肺にいることが多く、鼻や喉などの上気道にいない場合は検査で陰性が出てしまう。また、症状がまだあまり出ていない感染の初期には、体内のウイルス量が少なく陰性が出ることもある。

このような事情があるので、検査が陰性でも、感染していないとすぐ判断することは難しい。熱があれば仕事は休んで、できるだけ家にいるべきだ。

国内でも流行がはじまった今だからこそ、改めて、不安を煽られずに冷静に対処することが必要だ。症状がない人でも、手洗いやマスクの装着(現段階では、感染予防というよりは「周囲に感染させないため」のマスクと考えた方がいい)、十分な睡眠と栄養に心がけたい。