4. 「不安だから病院に行く」が感染リスクを高める

「病院へ行かないで、できるだけ家で休みましょう」と言われると、不安になることは理解できる。しかし、繰り返すが、新型コロナウイルス感染は大半の人にとって、特に40代までの人にとっては重症化するケースは非常に少なく、「ただの風邪」と同じと考えて差し支えない。心臓病や高血圧など、基礎疾患のある人が発熱していたら適切な対応をとる必要性があるが、そうでない場合、むやみに病院へ行くことはかえって感染リスクを高める

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実際に、指定病院のベッドだけでは足りず、指定病院以外の病院にも新型コロナウイルス肺炎の患者が入院している。中国からの論文では、発症した全患者の中で院内感染が4割を超えるという報告もあり、中国では医療従事者への感染が問題になっている。家や職場で日常生活を送るよりも、病院でははるかに高いリスクにさらされることになる。

「不安」のために病院にかかって感染しては、本末転倒だ。発熱していても、症状が軽く、息苦しいわけでもないのなら、仕事を休んで家で寝ているのがいちばんリスクの少ない選択だろう。

厚労省が定めた受診基準を満たしていても、直接病院に行くのではなく、まずは帰国者・接触者相談センターに電話相談することを忘れないでほしい。